武蔵小杉の人気急落で葛西が上昇 え?葛西の方がリスク高いだろ
結論から言えば、理解不能。
葛西の方がリスク高いだろ。
では、まずは記事から引用する。Yahoo!の記事は削除されるのが速いので、長めに引用しておく。
武蔵小杉の人気急落の背景 コロナでタワマンの弱点が露呈
コロナ禍で「理想の街」は激変した――多くの不動産業界関係者の実感を裏付けるデータが発表された。ライフルホームズが9月8日に発表した「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング(首都圏版)」だ。
同調査では、これまで通常ランキングで4年連続で1位だった「池袋」が5位に後退し、上位常連組の「三軒茶屋」が11位、「川崎」が12位にまで後退した。代わってトップに輝いたのは、神奈川の「本厚木」、2位は東京東部の「葛西」だった。
また、人気が急落した顕著な都市が神奈川・武蔵小杉だ。近年、住みたい街ランキング上位の常連に定着していた“セレブの街”だが、リクルート社が実施した2020年の最新版「住みたい街ランキング」では、前年の9位から20位に順位を落とした。
ターニングポイントとなったのが、昨年10月の台風19号による浸水被害だった。
台風19号による多摩川の氾濫で、駅前の47階建てタワマンは浸水し、地下に設置された配電設備に水が流れ込んだ。その結果、停電と断水が発生。水洗トイレは流せなくなり、エレベーターは1週間以上もストップした。
水害リスクは葛西の方がずっと高い。しかも深刻だ。
河川の洪水や内水浸水だけではなく、高潮のリスクまである。地震の際には、液状化のリスクも高い。地震の際の倒壊と火災のリスクも高い地域。
江戸川区水害ハザードマップ
これによると、葛西周辺はほとんどが3~5mの浸水だ。2階も水に浸かる。
しかも、浸水期間は、1~2週間以上。
この間は、電気・上下水道などインフラはもちろんストップする。マンションの3階以上なら自宅が浸水するリスクはないが、その中で1~2週間以上、生活しなければならない。
避難場所も足りない。
江戸川区だけでなく、江東五区のほとんどが浸水し、250万人が非難する必要があるからだ。
なので、明確に書いてある。
↓

(江戸川区 広域避難の情報と避難のタイミングpdf 8632kb )
ちなみに内水浸水でも葛西周辺は、0.2~2mが想定されている。(内水浸水予想区域図 pdf 3652kb)
地震の際の液状化についても、葛西周辺は液状化リスクの高い場所が多い。
江戸川区液状化予測図
液状化すると、上下水道など地下埋設されたインフラが寸断される。
そうなると復旧まで長期間にわたり、不自由を強いられることになる。
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